すまいをトーク〜すまい再発見!〜

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2025/3/16(日)
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石清水八幡宮と松花堂庭園・美術館
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<終了しました>
2025/2/13(木)
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建築士の心に残る名建物(続編)〜私が選ぶベスト10選〜

2025/1/9(木)
18:30-20:30
より住みよく、より美しい住宅建築を目指して
→レポートアップしました!

2024年度スケジュール発表
スケジュールページを更新いたしました。2024年度の日程表と各講座の詳細は下記PDFファイルでもご確認いただけます!

すまいをトーク2024年度パンフレット

すまいをトークって?
「すまいをトーク」はどなたでもご参加いただける住まいの勉強会です。受講生は随時募集中、単回参加も大歓迎です!
勉強会内容はスケジュールのページを、受講方法についてはお申し込みとお問い合わせのページをご覧ください。

マンスリーレポート

【第10回】2025年1月9日(木)より住みよく、より美しい住宅建築を目指して

今月1月の講師は、奈良市内の工務店の専務で当会の運営委員でもある梅田誠亮氏です。
当サイトのスケジュールの欄に「満を持して・・・」と書かれてありますが、聞かせてもらうこちらも待望していましたので、当日は他の予定と重ならないように調整して会場に参じました。

梅田氏は奈良で工務店を営む家庭に次男として生まれ、少年時代には夏休みや冬休みには、仕事の手伝いで鑿や鉋を使ったりすることに楽しいという思いを持っておられたとのことです。
大学卒業後、数年他社で仕事をした後、二十代半ばで実家の工務店に入社して現在に至っています。

その梅田工務店での何人もの大工さんとの出会いということで、以前、この会でも講師をお願いしたことのあるHさんの仕事をいくつかお話ししていただきましたが、一般的な大工は言うまでもなく少しばかり腕に覚えのある職人でもしない(できない)ような仕事もここの大工さんたちはします。与次郎組の小屋組み、某会社のお社、手斧名栗、能舞台の彫刻、若牛蒡の自在鉤、網代等々、画像を見ながら解説をお聞きしました。

日本の住宅建築の様式の違いについては、日本と日本以外ということではなく、日本建築の中の書院建築や数寄屋などという意味でした。梅田さんの造る建物は数寄屋というイメージがありますが、数寄屋100%では住めないという考えで、70%くらい心掛けておられるとのことです。

有名な数寄屋大工が嘗て手掛けた建物が奈良にあり、そこに今は依頼を受けて手入れに行ったりしているそうです。そういう建物は所有者の方もそれ相応の知識を持っておられることが考えられます。梅田工務店の仕事を見て、ここなら話が分かるという考えを持たれたのではないでしょうか。

ご自身の理想とする住宅建築とは・・・当日、資料の画像や図、「時間内にお話しできなかったこと」の文面などにいろいろ思いが込められていますし、建物を美しく優雅に見せる方法・技などについても詳しく記したほうがよかったのでしょうが、ここには書ききれないほど詰まっています。
現在の住宅建築の行く末がご自身の理想とは違う方に向かっているのではないかという思いには、おこがましいですが、私も近い考えを持っていると自覚していますので、大いに同感いたします。
今後も梅田工務店が理想とする仕事を、世の中に建て続けて行くことを願っています。
(レポート:九鬼 敏博)

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【第11回】2025年2月13日 建築士の心に残る名建物(続編)「私が選ぶベスト10選」

「すまいをトーク」運営委員で一級建築士松村和吉さんの心に残るベスト10選+αをスライドを交えての話でした。2019年に続く続編で、松村さんなりの切り口もあり興味深くお聞きしました。資料に図面のコピーもあり、資料作りは大変ご苦労であったと思います。
ベスト10選は・・・

@ 安藤忠雄 住吉の長屋
A 同じく 光の教会
B 東孝光 塔の家
C 菊竹清訓 スカイハウス
D 東京カテドラル聖マリア大講堂
E 吉村順三 青山タワービル・タワーホール
F NCRビル(日本財団ビル)
G 吉村順三 南台の家
H 八ヶ岳高原音楽堂
I 軽井沢の新スタジオ(アントニン・レーモンドの事務所)
α 嬉野観光ホテル大正屋増築 広島平和記念陳列館・本館

以上について松村さんの建築愛をお聞きできたと思います。大規模建築物、住宅と幅広く「心に残る」名建築であったと思います。
最後に長期使用できる建築物であるべき。
(報告:小峠 敏幸)

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